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映像作家であり、VJであり、現代美術家であり、様々な顔を持つ宇川直宏氏が主宰するUstreamを使ったストリーミングスタジオ「DOMMUNE」が3月1日に開局しました。

今日、たまたまTwitterのTLで見かけてアクセスしたら、引き込まれてしまいました。おもしろい。
宇川さんは毎年夏に行われる国内最大の屋内レイヴ「WIRE」などでのVJでも知られています。昨年、クラブイベント「VIRTUAL GAME」で宇川さんが3D VJをプレイしたときには取材もさせてもらいました。以下はその時の記事。

THE SECOND TIMES : 【レポート】VIRTUAL GAME at 品川STELLAR BALL

今度はUstreamでのオンラインVJを模索しているのかもしれません。
そこで聞きながら関連記事をチェック。

宇川直宏主宰ストリーミングスタジオ「DOMMUNE」開局 – ニュース – スマッシュ – Yahoo!ミュージック

毎週日曜から木曜の19時~24時にやるとのこと。なんと健康的なw

Ustreamでも音質はかなりいいので、普通に聴く分にはまったくもんだいなし。ただ、画像に結構なエフェクトがかかると圧縮率が落ちるようで時折バッファリングのために音が途切れることがありました。まあ、これも回線によるのだと思いますし、目立つほどではないのでこのままでもよいかと。

前述の記事によれば渋谷のスタジオには実際にいけるそう。
渋谷勤務なんで行きたいなと思ったけど、地図を見たら結構遠かった・・・。

DOMMUNE

Ustream中継は以下からも。

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【このエントリーはCNET読者ブログ(2010年6月閉鎖)に掲載していたものです】

先日、GoogleはWebブラウザ上で高度な3Dグラフィックなどを扱うための「Web-Based Graphics Rendering System(ウェブベースのグラフィックスレンダリングシステム)」の特許申請を行なった。

グーグルの4件の特許申請–ウェブを強力なアプリケーション基盤に

「Web3D」という言葉を懐かしく感じる人も多いだろう。1990年代半ばから後半にかけて様々な技術が登場したが、当時はまだ(制作者が)やりたいことと(PCやネット環境的に)やれることの差が大きく、普及はかなわなかった。しかし、あらゆるサービスがWeb化していく中で3DデータをWebで扱うということが再び試みられている。そのひとつが昨年発表されたO3Dだった。こうした技術は他にもMozillaの「Canvas:3D」などがあり、3D映画同様、ようやくWebの3D表現も定着の方向にあるようにみえる。

ただ、当然ながら技術だけではどうしようもない。今後どういったWebアプリケーションで3Dが使われていくのかが重要だ。

筆者はそのひとつに「セミナーイベント」があるように思う。

3Dの仮想空間サービスなどを使ったことがある人には「今さら」という人も多いだろう。逆にそうしたサービスになじみのない人は「3Dにして何の意味があるのか」と思うだろう。しかし、いわゆるアバターコミュニケーションサービス以外で、特にビジネス用途に近いカテゴリで使えそうなのが「セミナーイベント」なのだ。

最たるメリットに「アバターによる存在感」が有効要素として挙げられる。チャットなどで発言しなくてもアバターとして「そこにいる」ため、適度な緊張感がある。これによって内容に集中でき、印象を強くすることができる、と思われる。Webカメラと違って生身は映さないので存在感はありつつも、プライバシーは守られる。従来のネットとリアルのちょうどよいところを狙えるのではないかと考えている。他にもあるが、長くなるのでそれはまたの機会に。

で、その3Dバーチャルセミナーを体験できる機会をご紹介。

「矢追純一のUFO談義」(主催:G&R)
日時:2010/02/24(水)20:00-21:00
申込URL:https://seminar.3di.biz/invitation/8tq75

「セミナーマーケティング概論と最近の動向について」(主催:シャノン)
日時:2010/02/26(金)13:20-14:00
申込URL:https://seminar.3di.biz/invitation/s5yaa

先日はここで行なわれた恋活セミナーがNHKで紹介された。現在はまだβテスト中でサービス改善のためのコメントを求めているところだ。手前味噌で恐縮だが、ぜひ一度体験して感想をアンケートなどで教えていただきたい。

ちなみに、近々さらに3Dバーチャルセミナーイベントが発表される予定。こちらもお楽しみに!

 

僕はひと月に15万字も書いたことはありません。たぶん。
ここ数年では一番書いていた時期でも月4万~5万字くらいかな。それでも大変でした。
それを15万字だなんて・・・。

もちろん本書でも量が多ければいい、と言っているわけではありません。数々の原稿をこなしていったら結果的にそれくらいになっていた、ということだと思います。

その意味で、本書のターゲットはごく一般的なユーザーというよりは、多少なりともモノ書きを仕事にしている人が中心になりそうです。そうした人にとって参考になりそうな部分が多々あります。資料記事のタグ付けなどは個人的にも悩むところがあったので助かりました。

ただ、読んでみると、どんな文章でもこれで書ける!というわけではないようです。
それは本書が以下のような構造の文章を書くことを前提として進められていることによります。

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ストーリーには人を惹きつける力があります。古来の伝承は物語形式で伝えられることで人々の記憶に残り、人々を動かし続けていました。そして、過去から現代にいたるまで名演説といわれるものにはほぼ例外なく、ストーリーの力が組み込まれていました。

本書はそうしたストーリーの力を巧みに織り込んだ歴史的な演説を通して、その源である「ストーリーの黄金律」を解説しています。

「ストーリーの黄金律」とは、

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ジェームズ・キャメロン監督が「タイタニック」以来、12年ぶりに送り出した映画「アバター」。映画の3D化を決定付ける作品として好調ですね。北米では公開から3週連続で興行収入ランキング1位を獲得。全世界あわせて史上最速の10億ドル達成とか。

というわけで、「アバター」を読んでみました。

はい、3D映画とはまったく関係ありません。

こっちのアバターはモバゲーとかでいうアバターのこと。アイテムで着せ替えたりできる、アレ。

導入部のあらすじは、

高校入学以来、いじめられないように、目立たないように、クラスで息を潜めてすごしていた主人公の阿武隈川道子は、携帯を持ったことを機に、クラスの支配者的存在の阿波野から強制的に紹介されたSNSサイト「アバQ」に登録させられる。しかし、道子はそんな自分のアバターでもきれいにしてやりたくなり、コツコツと努力してアイテムを買っては小さな達成感を得ていた。
しかし、ひょんなことからアバターのカリスマとなった道子は次第に暴走していき・・・、

といったもの。

ところで「ひょんなこと」の「ひょん」ってなんなのだろう。

調べてみるといくつか説はあるらしいのですが、そのひとつは「イスノキ」という植物の別名「ヒョンノキ」からきたというものだそうです。この植物の実が意外で奇妙な形をしていることから、意外で奇妙なことを「ひょんなこと」というようになった、と。少々ネガティブな意味を込めた「」の中国語読みからきている説もあるそうです。

それはそうと、

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小学生のころ、クラスのみんなで演じる劇のために脚本らしきものを書きました。
大学生のころには自分が制作するビデオ映画のために脚本らしきものを書きました。

でも、本書を読んだ今、それは本当に「らしきもの」でしかなかったことが(やっと)わかりました。

本書「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術」(原題「Screenplay(スクリーンプレイ)」)は国際的評価を得る脚本家シド・フィールドによる「すばらしい脚本を書くためにはなにをしなければならないか」を示している本です。多くの著名脚本家がかつて本書を教材として学んだそうで、『タイタニック』『アバター』のジェームズ・キャメロン監督もその一人なのだそうな。

本書では映画脚本の基本的パラダイムである「第一幕(発端/状況設定)」「第二幕(中盤/葛藤)」「第三幕(結末/解決)」、そして第一幕の最後におこる「プロットポイント1」、第二幕の最後で起こる「プロットポイント2」という形を何度も振り返りながら、主題設定、登場人物の想像・構築、ストーリーと人物設定、エンディングとオープニング、プロットポイント、シーン、シークエンス、ストーリーラインなどを解説していきます。

特に書き始めるまでに大事なのは、

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少々年を越してしまいつつも読み終えました。

とてもわかりやすくまとめられています。例えば、本書に欠かせない「レーザー」は言葉としてはあまりに一般的な一方で、本当の性質については多くの人が正確に知らないのではないかと思いますが、本書では最初の方で性質や応用分野について丁寧に、しかし細かいところに突っ込みすぎず説明されているので、僕のような全くの門外漢でも理解していくことができました。

個人的にはレーザーに関する解説のところで、「核融合は宇宙旅行時代のエネルギーだと考えています。」とか「レーザーを使った宇宙開発」とか「(レーザーを使った)デブリ(宇宙ゴミ)の除去計画」とか「レーザーを使ってロケットを打ち上げようという計画」とか、至る所で挿絵付で語られているのが印象的でした。レーザーの説明が終わって「宇宙ももう出てこないかな」と思っていたら、不意に「宇宙エレベーター」まで登場しましたし(笑)。

ちなみに、なぜこんなにも宇宙に反応しているかというと、以下のようなサイトもやっているからだったりします。

宇宙旅行を知るサイト☆宇宙観光企画-uk2-

さて、本書で驚いたのはレーザーの作り方。レーザーポインタのように電気を使うのかと思いきや、なんと太陽光から直接レーザーを作るのだそうです。

それを可能にするのがクロム-ネオジムYAGレーザー媒質という薄緑色のきれいな物質。これに太陽光をあてることで光の波長が整えられレーザーになるそうな。

以下はそうして作られたレーザー(太陽光励起レーザー)でステンレス板に穴をあけているところ。

このレーザーを使うことで、海水中のマグネシウムを精錬するのだそうです。つまり、二酸化炭素をほとんど出さずにマグネシウムを作ることができるのです。そして、エネルギーとして使った後にでる酸化マグネシウムはまた太陽光励起レーザーでマグネシウムに・・・。

以下は太陽光励起レーザーを酸化マグネシウムにあてて、マグネシウムを蒸発させているところ。蒸発させたものを銅板に蒸着させるなどして取り出すのだそうな。

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2010年になってしまいました。
まったく実感ありませんが。
まあ、なくてもいいのだと思いますが。

それはそうと、

少し前に小飼 弾さんの何かの記事でみた「マグネシウム文明論」読んでます。

太陽光から直接レーザーを発振し、海水中から取り出したマグネシウムをそのレーザーで精錬するということで、「トンデモ系では?」という声もあったのですが、面白いです。レーザー媒質なるものに光を当てることでレーザーを発振させることができるなんて!

読み終わったらまた何か書きます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

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先日、生まれて初めて「太りましたね」といわれ、ショックのあまりに体重計を買いました。でも、ただの体重計じゃありません。なんとネットワーク対応なんです!測る度にWiFi経由で自動的にサーバに測定結果がたまっていくだけでなく、Twitterにもつぶやいちゃったりします。そしてiPhoneでも見られる!

これいいわー。

Withings

ただいま、絶賛ダイエット中。
使用レポートは別に書く予定なので乞うご期待。

というわけで、以下に今の体重グラフを。
ちょっと前までは60kgくらいだったのに・・・。

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メモも兼ねて。

見たことある人も多いんじゃないかと思われる。上記の動画。
これ、CGなんです。

人間のCGなどで、リアルなんだけどどこか違うものを見たときに感じる違和感を「不気味の谷」といいますが、これは逆にそれがなくて不気味w

ジャーナリストの林信行さんのTwitterポストで多くのTED動画に日本語字幕がついたことを知ったので見にいってみたら、このCGのメイキングについてTechnology Entertainment Design(TED)のカンファレンスで発表された動画を見つけました。5分程度なので、サクっと見られます。

というわけで、動画は以下に。

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