かなりどうでもいいエントリーなんだけど、気になってしまったので書いてみる。
「はてな匿名ダイアリー」をみていると、こんな日記があった。
私が20年ほど前まで勤めていた会社でのことである。 誰もが知る大会社であり、社名を聞けば「ああ、あの会社か」とすぐにわかってもらえるあの会社である。 「社員に『続き番号』を付けよう」という提案があった。 (中略)
ところが、私はこれを「鈴木番号」と聞き違えていたのだ。 社員を何万人とかかえる大企業のことであるから、結構な数の鈴木がいたのだ。 (中略)
私は全ての鈴木さんに番号を付ける作業を実施した。 「鈴木1号」「鈴木2号」と番号をつけていき、結局は「鈴木245号」までようやく作業が完了したのは一月後のことだ。 (中略)
完了してから上司に報告するとひどく叱られた。 当時の私は何をそんなに怒っているのかわからず唖然としてしまったことを覚えている。 今になって思うと、ずいぶんと馬鹿なミスだった。
via はてな匿名ダイアリー
「新手の釣りか?」というコメントもついているが、もしホントなら上司も上司だろwww
というわけで、釣られついでにホントならどの会社なんだろうと思ってちょっと調べてみた。
手がかりは「鈴木さんが245人」「20年前」「 誰もが知る大会社」といったあたり。
難しそうな気もするが、誰もが知る大会社といえば実はそこそこ少ないのではないか。だとすれば業種はわからなくても規模をもう少し絞れば浮かび上がってくるかもしれない。
まずは日本人における「鈴木さん」のシェアを調べてみる。
ちょっと検索したら「壮絶?!名字ランキング」というページが出てきた。これが電話帳データベースなどからこつこつ調べたという根性モノのデータらしい。そこでわかったのは鈴木さんのシェアは約2.04%だということ。「社員を何万人とかかえる大企業」であれば統計上も日本全体の比率を反映しているだろうということでこの数字を元に進めることにする。
そして、鈴木さんは245号、つまり245人いたということだから、245/0.00204 で社員数は約12,000人ということがわかった。「数万人」というのが当時のことだとしたらちょっと大風呂敷だったらしい。
で、結果からいうとわかったのはここまでだった。
まず企業の社員数ランキングが見つからなかった。会社にあたりをつけて調べればいいのだろうが、それはちょっと遊びでは手間がかかりすぎる。しかも、12,000人という数字は20年位前のことだ。20年前といえば1989年前後。インターネットにはどんな情報でもあるように思えることがあるが、インターネット普及前である1990年代前半以前の情報は当然ながら少なくなる。世界で起こる日々の活動が積み上がっていく前、いってみればインターネット自体がライフログをつけ始める前なのだから仕方ない。能動的に過去を掘り起こしてくれるところがない限り、そうした情報は載ってこないのだ。
というわけで、
「20年前に社員12000人くらいの有名な会社」
はどのあたりか、わかった人がいたら教えてください。
元ネタを書いた者です。
完全に創作ネタですんで細かいことは気にしないで下さい。
おお。ありがとうございます。
気にしないことにします(汗