週末に行われたデジタル系ものづくりイベント(?)「Make: Tokyo Meeting 06(MTM06)」に行ってきました。
■MAKE: Japan : Make: Tokyo Meeting 06は11/20、21に東工大にて開催!
オライリー・ジャパンが主催する本イベントには何回か前からのぞきに行っているのですが、面白いです。そして、役に立ちそうなものよりも、基本的に役に立たなそうなもののほうが多いのも回っていて楽しいところ。
そんな中でいくつか目にとまったものを以下にご紹介。
「ARTSAT PROJECT」
東大の中須賀研究室で打ち上げた超小型人工衛星「PRISM」の衛星データと連動した照明です。衛星データに連動してリアルタイムに明るさが変化します。
今年ははやぶさの奇跡的な帰還ドラマで宇宙への関心が近年まれにみるレベルで高まっているように感じます。しかし、宇宙にはすでに人工物がたくさんあり、それを知識として皆知っているにも関わらず、その存在を「実感」することはまれです。そんな中で、ARTSATはその存在に思いを馳せさせる印象的な作品でした。
MTM06会場にはそのはやぶさの実物大模型もありました。実物大模型を直に見たのは夏にNHKで肌附裕矢さん作の模型以来2機目。どちらもなかなか。
「はやぶさビーコンバッジ」はやぶさ関連作品としてはこんなのも。上は初日後半の画像ですが、完売してそうですね。
「ロケットのおしりハンコ」
ソユーズロケットのおしりの形をしたハンコです。ソユーズロケットは特徴的な末広がりの形をしていますが、これはロケットエンジンを束ねて使うクラスターロケットという方式のためです。このハンコはぱっと見、花のデザインのようにも見えます。わかる人だけにしかわからないこのハンコ、お手頃価格で非常に魅力的なんですが、さて、どこで使えば…。
宇宙ネタから離れていきなり「王蟲」です。光を当てると怒って徐々に眼が赤くなり、足を動かしながら暴走し始めます。しかも速いです。ただ暴走とはいえ、足がセンサーになっていて物にあたると向きを帰るという安心設計です。これならナウシカが轢かれることもありませんね。
展示としては地味だったのですが、なぜか心惹かれた「暗闇で読む絵本」。白色LEDで紙の後ろから照らしています。その光度と障子紙のような紙の質感がいい感じで、おやすみ前にはうってつけです。これの発展系(?)として、読み進めると音や照明などの環境が変わっていく環境連動型絵本みたいなものがあったら面白そうと思いました。
これはダンスフロア用ゲーム。ダンスダンスレボリューションではありません。演出は結構派手でいいのですが、フロアで音楽を楽しみながらプレイするにはちょっと複雑すぎる気が。もっと違うコンセプトで見せたほうがわかりやすいかも。
ストローが2本ついてますが、おひとり様用です。ストローを2本同時に加えて、同時にカルピスを吸い上げながら真ん中のスイッチを押すとカルピスに電気が流れるようになっています。人によってはカルピスソーダに感じるかも…。僕はアルミホイルを噛んだときのような味がしました。電気の流れ方を制御して味に変化をつけるのも面白そうです。
最後に、MTMの常連ともいえる巨大テスラコイルでの演奏です。以下はYouTubeにあった前回のMTMの時の模様。
アップロード者の方の名前を某所で見た気がしますが、それはおいておいて…。今回もスーパーマリオなどやってましたが、前回よりも演出がちょっと地味になったような(汗)以前は小さなテスラコイルからの放電を素手で受けさせてくれたりしてたので、見るだけじゃなくて体験できる仕掛けがあるとよりスリルを味わえるのではないかと。危なそうですが。
というわけで、次回こそは出展したいです。します。たぶん。おそらく。
おかげさまで2日目の開始30分で完売しました > ビーコンバッチ @ThirdWorkshop
当日はありがとうございました!
完売おめでとうございます!