【このエントリーはCNET読者ブログ(2010年6月閉鎖)に掲載していたものです】

僕はデバイスについて考えていることが多い。このブログを読み返してみても、少ない総量ながらデバイスについて書いているものが目立つように思う。

そんな中、 「フォトレポート:インテルの思い描くマシンインテリジェンスの将来像」で紹介されている脳波デバイスが気になった。

脳波で操作するデバイスといえば、慶応義塾大学の牛場潤一専任講師らが行った、脳波でセカンドライフのアバターを動かす実験や、7月に日本でも発売されたOCZの「脳波マウス」 などが思い浮かぶ。脳波による操作の実現は、例えば障害を持つ人がPC操作をするうえで有効な方法といえるが、正直どこまで実用的なのかまだ判断できていない。

そもそも、本当に脳波を認識しているのかもわからない。先の脳波マウスの記事では「額に意識を集中させる感じで操作する」とあり、インテルのフォトレポート記事には「われわれは、脳から直接、電気信号を受信する。そして、頭蓋骨の振動を測定する。」とある。む力ことによる筋肉の電気信号や震え影響しているように思えてならない。それを確かめるためにもOCZの脳波マウスは手に入れたいと考えている。ただ、仮にこれがやはり脳波によるものだとしても、雑念だらけの人間にはそれはそれで悩ましいデバイスになりそうだ。

とはいえ、個人的にはこうしたデバイスに期待をしてもいる。PCを使ったデスクワークであれば、考えるだけでOKだなんて夢のようだ。もっとも、そうなったら考えることすら面倒くさくなるのだろうが。

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