6月19日、アジャイルメディア・ネットワーク(AMN)主催の「AMNブロガー勉強会」に行ってきた。登壇者はITmediaの「ユカタン」こと、岡田有花さんとブログ「Going My Way」のkengoさん。文章書きでもお金をもらっていながら、日頃から文章の書き方に悩んでいる僕にとって、なんとも勉強になるイベントだった。
というか参加者がすごかった。事前にもらった当日参加者一覧をざっと観ても小飼 弾さんや橋本大也さんといった有名ブロガーの名前がずらり。この人たちはいったい何を勉強しようというんだw
その意味では本当にブログを始めてみたい、始めたばかりという人向けには別の形でちゃんと絞ってやったほうがいいのかもしれない。
そんなわけで、いくつか印象に残ったことをメモ。
■プロが語る文章を書くコツ
最初はユカタンとkengoさんによる「文章の書き方」プレゼン。ユカタンはリリース記事は5分から15分、インタビュー記事は1時間から3時間ほどで書くのだという。ちなみに今日自分が書いた某氏へのインタビュー記事は約3時間。ぎりぎりか。。コツは録音に頼りすぎず、インタビュー後すぐに書くこと。これは同意。でもなかなかできないのも事実…。
また、ユカタンはRSSリーダーを使っていないらしい。曰く、メールで送られてくるリリースが膨大でそれで十分に情報が入ってくることと、RSSリーダーからの情報はWebサイトと違って情報に「トップ記事」などの重み付けがされていないため、Webサイトを見たほうが早いという。なるほど、そういう見方もあるか。
でもリリースがたくさん送られてくるわけではない一般の人にはやっぱりRSSリーダーは必須ですね。ニュースサイトが判断する情報の重みをXMLに組み込めればこの問題も解決できそう。統一された表記はあったりするのだろうか。
対してkengoさんの主な情報源はtwitterとのこと。朝起きたらまずtwitter。日中にネタをつぶやいておいて夜にブログでまとめるというスタイルが多いらしい。これもまねしてみよう。あと、ブログを書くコツとしては「とにかく書きはじめる」ことだという。少し前に誰かから「ブログを毎日書いている人の特徴はなにしろ書き始めること」と聞いたことがある。ライター経験のある人は全体構成を考えてしまうためになかなか書き出せないことがあるそうだ。でもブログなら本来はそこまで気にする必要はない。まずは書き始めるというのは有効だ。
それとkengoさんは「出さないとアイディアは入ってこない」とも。これも同意。自分が2004年くらいに毎日ブログを書いていた時期はそんな感じだった。今、ブログを書こうとしている動機も、そうした自分の中の情報流通をスムーズにしたいという気持ちもある。ただ、今は時間に比べて書きたいことが多すぎてなかなか書けないというジレンマに陥ってしまっていたり…。
■ユカタンのクリスマスネタには語るも涙のエピソードが!
そしてユカタンといえば、その筋で有名なのが毎年のクリスマスネタ。
毎年繰り広げられるスペクタクルの記念すべき初回はこちら。
○やっぱりキミは来なかった 「線メリ」と過ごすひとりきりのXmas
これについて会場からの「自分をコンテンツ化することをどう思いますか?」との質問が。ユカタン曰く、「ほんとにきつい時期で他にネタがなかったので自分をコンテンツ化した。上司に笑ってもらえて嬉しかった。アップする時はやっぱり怖かったけど、意外とだいじょうぶでほっとした」という。
今年の予定を聞かれたユカタンは「まだ考えたくない…」としながらも30歳を迎えてイメチェンしたい模様。しかし、会場後方からは「あれを見ないと年越しした気にならない」という小飼弾さんからのエール(?)が。本人には申し訳ないが、ぜひ今年も読みたい。
■小飼 弾氏、イベントシステムをハッキング
最後に会場の参加者から「今日のレポートにタイトルをつけるとしたら?」というお題でタイトルを募集。ネット経由でポストするとリアルタイムで会場前方のスクリーンに現れるという仕掛けでひとしきり盛り上がる。
僕はこのエントリーのタイトルになっている、
「ふりむけば@dankogai」
「←の人が某社の内情をばらしまくる会」
をポスト。そこそこウケた。
ちなみに後者はスクリーンの左に立っていた司会のAMN 甲斐さんが古巣の某社での記事執筆手法を度々話してくれたことに由来する。
そして最後に小飼弾さんが会場で使ってるツールをXSSでアタックして見事に使用不能に落としいれ、見事オチがついて終了した。
懇親会もいろいろな人がいて楽しかった。
自分ももっと精進しなければと思ったイベントだった。
「読者は暇じゃない」AMNブロガー勉強会(前編)
アジャイルメディアネットワークのブロガー勉強会に参加してきました。
ITMediaの
“IT戦士”こと岡田有花記者
Going my wayのkengoさ…
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