【このエントリーはCNET読者ブログ(2010年6月閉鎖)に掲載していたものです】
CNETの以下の記事を読んで、エントリーを書いたのだけれども消えてしまった。
悔しいので、もう1回要旨だけでも書いてみる。
まず、ここでは「仮想世界」「多人数参加型オンラインゲーム」、そしてすでにNASAがセカンドライフに拠点を持っていることがうまく整理されていない気がする。特に前の2つは記事中では同じものをさしているにも関わらず、日本語のイメージの違いから咀嚼不足の感が否めない。
というわけで、BBC NEWSのほうの記事を読んでみる。
Nasa investigates virtual space(BBC NEWS)
さっきは引用しながら書いていたのだけど、それもなしで書いていく。
仮想世界を活用することで、宇宙に興味を持つ人が宇宙探査を疑似体験できる機会が増える。1969年に人類が初めて月面に立ったときは世界中の人々がテレビを通してその様子を見守ったというが、仮想世界のようなアバター等を介した没入型メディアが一般化することで、現在進められている月面への再到達の際は、一般の人も月面到達を共に「体験」できるようになるかもしれない。これはテレビメディアではできなかったことだ。
それと、NASAとしては仮想世界によるこうした感覚的なアプローチによって宇宙探査への興味を喚起し、 将来的なエンジニアや科学者を育て、確保する目的もある。これはすでにアメリカ陸軍がオンラインゲーム「America’s Army」で行っていることだ。いわゆる「シリアスゲーム」としての活用になる。
セカンドライフ関連の話題で急激に注目された影響はあるだろうが、仮想世界はその本質を見極め、もっとフラットに扱ったほうが効果的な結論にたどり着けるのではないか。
短くまとめてみました。
ところで、2007年の優れた仮想世界活用を表彰するイベントが2/7(木)にあります。ダレットワールド、スプリューム、meet-me、ViZiMO、NTOMO、Jin-seiといった国内バーチャルワールド企業も発表します。よろしければどうぞー。
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