ニコニコ動画で話題の「フミコの告白」を観た。

名前だけしか聞いてなく、自主制作ということで「つみきのいえ」のような世界観重視のゆったりした作品かと勝手に思っていた。

が、まったくちがった。もちろん、いい意味で。

まずは観てほしい。

これはすごいw

2分22秒の短編ということで無駄を完全にそぎ落とし、たったひとつのネタを大胆に丁寧に作りこんでいるのが、いい。3DCGの製作環境が一般でも普通になって、かつて自主制作でのCG利用が物珍しかったころのようなCG然とした作品ではなく、ひとつのツールとして使いこなされている感じがした。同時に3DCGを使うことで奥行きのある疾走感がより鮮やかに表現されている。

実は僕は昔からショートフィルム的なものは好きで、今は亡き(?)デジタルショートフィルムフェスティバル「RESFEST」のボランティアをやったこともあったりする。

思えば、ショートフィルムというジャンルも昔から注目されつつ、いまひとつブレイク感をかもし出せないでいる。だが、世の中のあらゆるものが短く手軽になっている今、忙しい現代人の一服の清涼剤としてショートフィルムが一定の地位を占めることもあながち遠いことではないのかもしれない。

(最後のあたり、手垢のつきまくった表現で攻めてみました・・・。)

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