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以前から気になっていて、Deliciousで「あとで食べる」タグを付けていた「どんぶりドンキー」(東京・新宿)に先日行ってきた。
どんぶりドンキーはハンバーグレストラン「びっくりドンキー」の姉妹店でハンバーグはびっくりドンキーと同じものを使っているらしい。びっくりドンキーは学生のころからよく行っていた。木製の大きなメニューやちょっとアメリカンでウッド調な店内もよかった。大学が田舎だったこともあり、びっくりドンキーに行くには車で1時間近くかかるのだが、サークルの仲間となにかにつけてはドライブがてら食べに行ったものだ。そういえば、ある時は・・・、
と、思い出話はそのくらいにしておいて、そのびっくりドンキーの姉妹店ということで、ぜひとも行ってみたかったのだ。行く前は、メニュー的に牛丼屋のような雰囲気(U字型のテーブルで早くてうまくて安い)を想像していたが、実際行ってみて結構おもしろかったので紹介したい。

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まず、外観。夜に行くと明かりが少なくて結構さびしい感じ。ここらへんは改善の余地ありか。
そして店内に入ったところ、前述のような店内を想像していたため思いのほか小奇麗で少し驚く。びっくりドンキーのテイストに通じている感じで、ちょっとアメリカン。BGMもジャズ(?)っぽい。
入口を入ってすぐに食券販売機がある。よくある背の高いボタン式のものではなく、タッチパネル式のものだ。メニューは焼きたてハンバーグ丼(580円)、その味噌汁セット(650円)、出汁のきいたとろろがかかった雪見とろろ丼(700円)、フォンドボーカリーがかかったフォンドボーカリー丼(700円)など。
特筆すべきはそれらがすべて500kcal未満であるということ!しかもご飯は「5菜17穀米」。17穀って…。なんだかもうよくわからないが、ヘルシーっぽいことだけはわかる。
食券を買い、カウンターにある背もたれの高い木製の椅子に腰かける。すると2つの違和感が。
まず、テーブルの面が低い。日頃慣れた牛丼屋ではもっと高い気がする。決して僕の座高が高いわけではない(はず)。そして、床に対する座面の高さは十分ありつつも、足置き部分が高い。足の裏がきちんと下に着いて、なおかつすこし膝があがる印象。これは僕の足が長いせいかもしれない(わけはない)。
察するに、かなり女性を意識しているようだ。先ほどの食券販売機やカロリー設定、店内の雰囲気もそう考えると合点がいく。気心の知れた女の子と一緒に行ってもなんら問題ない。
ハンバーグは注文をもらってから焼いているのだという。混んでいる時は少々時間がかかりそうだ。実際、初回に行った時は牛丼屋並みのスピードを想定していたので、それに比べれば時間がかかったかもしれない。しかし、感覚的には「待った」という印象はない。
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というのも、ちゃんと暇つぶしの道具が用意されているからだ。天井のほうを見ると店内のどの席からも見える位置にディスプレイがあり、そこで、メニューの紹介や運営企業による地元での取り組みなどが紹介されている。デジタルサイネージの効果的な活用方法だと感じた。「焼きたてのハンバーグ」という価値を守りながら、丼モノのイメージである「早い」を求める客の不満を最小限にとどめている。さらに運営企業の社会的取り組みやメニューに秘められたストーリーを伝えることで、単なる「食い物」以上の価値を提供しているといえるだろう。
自社商品を単なるモノ以上にするべく、感覚的価値を付加するためにテクノロジー(というほどでもないかもしれないがw)を活用した好例だ。一度、担当の人に詳しく話を聞いてみたいと思った。
なんてことを考えながら傍らに置いたiPhoneを見るとなんか再起動している…。おかげで食べる前の様子を撮影した画像がなくなっていた…。
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というわけで完食。
これだけ食べても自分の体に対するある種の罪悪感がないのがうれしい。
ごちそうさまでした。
ハンバーグをたべたくなっちゃったらこちらをどうぞ。でもびっくりドンキーはamazonにはないらしい。

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