iPhoneの美しいデザインを損なってしまうという理由から、故スティーブ・ジョブズ氏はiPhoneケースが大嫌いだったという。それでもユーザーの多くはiPhoneケースが好きだ。それはiPhoneを保護するという実用性の他にも、巷にあふれて無個性化したiPhoneからほんの少し脱却したいという思いがあるのだろう。中にはケースにあいた無数の穴に糸と針でステッチを施し、完全オリジナルなケースを作れるという商品もある。
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 「ゲーミフィケーション」という用語もよく聞かれるようになったが、まだまだ理解は様々だ。ゲーミフィケーションは顧客ロイヤルティーを高めるサービスデザイン手法のひとつであると以前にご説明したが、具体的に使われるツールとして有名なのは「称号」や「バッジ」だろう。これらはサービスのそもそもの目的や成果を可視化し、より達成感を与えるものだ。そのため、ユーザーがご褒美を得るのは達成した後になる。
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 日常生活において、私達が何かを「得る」ということは、ほとんどの場合、「買う」ことを意味している。オフィスのデスクやイス、文房具、服、家に至るまで。「作る」という選択が一般的なのは食事くらいだろうか。作らなくてもたいていのモノは手に入る。問題はお金だけだ。
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 マイクロソフトが「空間コンピューティング」という構想を発表したのは2008年のことだった。デスクトップの3D化であれば「BumpTop」などがあったが、空間コンピューティングは見た目の3D化に留まらず、シームレスに情報にアクセスし、生産性を高めることなどが特徴として挙げられていた。
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 メトロポリタン美術館でハトシェプスト女王のスフィンクスを鑑賞した人なら、ふとネコ耳をつけてみたいと思ったことはないだろうか。もしくは少し髪型(?)を変えてみたいと思ったことは?

 音楽に編曲やカバー曲が、絵画にコラージュがあるように、立体像も後世のアーティスト(もしくは日曜アーティスト)が自由に手を加えることが可能になりそうだ。
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 オンラインで学べる学習サービスが注目されている。

 矢野経済研究所の調査によれば2011年のオンライン学習コンテンツ市場は前年度比1.8%増の672億円、特に個人向けは10%の増加を示しており、期待される分野だという。
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 宇宙の話題をメディアで見聞きする機会が増えた。背景には某映画の公開に向けたPR活動や金環日食といったイベントの影響もあるだろう。しかし、同時に聞こえてくるのは「NASAがスペースシャトルの代わりに民間企業が開発したロケットを使うらしい」とか「あのヴァージン・グループの宇宙旅行会社の宇宙旅行がいよいよ年末から始まるらしい」とか「映画監督のジェームズ・キャメロンも出資する会社が小惑星の資源開発を計画しているらしい」など、民間企業による宇宙開発の話題だ。国がやるものという認識が強かった宇宙開発も、今や民間企業が手掛ける時代になった。
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 ネットの利用スタイルが徐々に変化している。背景にはユーザー層の変化がありそうだ。

 NHK放送文化研究所の「2010年国民生活時間調査」によれば若年層を中心にテレビの行為者率(テレビを見た人の割合)が下がり続けているという。 Continue reading »

 

 新たに登場するWebサービスを見ているとスマートフォンなどモバイルを主軸にしたサービスが増え続けていることがわかる。先頃アメリカで開催された、ある投資家向けのデモイベントでは登壇した4割近くがモバイルを主軸にしたサービスだったいい、この傾向は依然として続いているという。同様に一般的な企業サイトについてもスマートフォン対応はすでに必須となっている。そうした中で、企業は自社にアクセスするユーザーの様々なデバイス/ブラウザ/画面サイズに対して柔軟に対応し、それぞれにより最適な形で情報提供できることが重要になってきた。

 Webサイトについてはブラウザのサイズに応じて横幅が変わるリキッドデザインの手法などがあったが、昨年あたりからはレイアウト要素も含めて最適化するレスポンシブWebデザインという手法が注目されている。さらに従来Flashの独壇場であったダイナミックな表現についても、スマートフォンが実質的にFlash非対応となることからHTML5への期待が高まっている。

 その可能性を垣間見ることができるのが、先頃Mozillaが公開したマルチプレイヤーRPG「BrowserQuest」だ。これはHTML5とJavaScriptで実装されており、PCやスマートフォンの主要なブラウザで同様にプレイすることができる。以前はFlashに比べてなかなか表現力や動作速度で見劣りがしていたHTML5による表現だが、ブラウザでの実行速度の向上やライブラリの充実などによって実用的な段階に達してきたといえるだろう。

(本記事は「東京IT新聞」に寄稿させていただいた記事の元原稿です。許可を得てアーカイブとして本誌掲載の1週間後を目処に掲載しています。本誌は画像付きですが、こちらはテキストのみの掲載になります。)

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 先頃、新しいiPadと共にApple TVもアップデートされた。アップルのCEO、ティム・クックがApple TVを「ホビー」と語る通り、自由にアプリを開発できないApple TVがエコシステムの中心になることはしばらくないだろうが、一方でアップルが本格的な「テレビ」を発売するのではないかという噂も絶えない。また、2012年初頭のCESでもスマートテレビの展示も盛んであったといい、分野としてもテレビへの注目は依然として大きい。 Continue reading »

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