リアル脱出ゲームに参加してきた。
■[recommuni] 特集: リアル脱出ゲーム「廃校脱出シリーズ2~図工室からの脱出~」
いやー、おもしろかった。
行く前はちょっと眠かったのに、そんなことは全く忘れるくらいおもしろかった。
早くこの思いを伝えたかったのだけれどもリアル脱出ゲームは謎解きを楽しむというイベントの性格上、最終日の夜までブログとかでの言及禁止だったのだ。
数日過ぎてようやっと書けるようになったので以下に感想をメモ。
参加したのは最終日の最終回。場所は三軒茶屋から結構歩いたところにある世田谷ものづくり学校というところ。学校の施設を再利用しているので構成はまんま学校。
20時5分少々前に迷いそうになりながらも受付に到着。受付を済ませて待機する。参加者はだいたい20代が中心という感じ(ざっくり過ぎ)。男女比は6:4くらいでこの回は男子が多いぽかった。
時間になり教室に案内されると、図工や技術関係の教室によくあったごつい大きな机が3つ。参加者はそこに座ってまた待機する。BGMはなぜか8ビットゲーム系の音楽。
すると突然。
「キーン、コーン、カーン、コーン」
というチャイムが。脱出授業の始まりです。
主催者の方の説明が始まる。
制限時間は1時間。1時間のうちに謎を解き、脱出しなければならない。
話によれば、時々興奮しすぎて間違った方向にテンションがいってしまい、破壊行動にでる人がいるのだという。「いや、いくらなんでもそれはないだろ」と思っていたけども、実際始まってみるとあながち嘘ではないなと思いなおす。
あ、僕は壊してないですよ・・・、ほ、ほんとですよ・・・。
そんなわけでスタートし、まずはアイテム探し。これがものすごいカオスw
なんせ24人もいるので一向に統率がとれない。でも目的はひとつとばかりに次々とアイテムが見つかっていく。コインが数枚たまったところで、誰かが部屋の隅にあるガチャガチャに走り、ヒントのメモをゲットしてきた。そうしている間にもカオス具合はさらに深刻にw
「折り紙おるんだよ!」
「床に字が書いてある!」
「コインが足りない!」
「名札のうらの文字教えて!」
最初のうちは思い思いの動きでも何とか進んでいたかに見えた我がチームだったが、15分を過ぎたあたりで停滞し始める。
床の文字、針金でできた花と星、意味ありげに吊るされたプロジェクター、その他いろいろ。モノはあるのに進まない。この感覚はまさに脱出ゲームのそれだ。ヒントが出されるが、やはり進まない。残り30分を過ぎたあたりで、
「これはだめかもわからんね・・・。」
皆がそう思い始めたその時、ある女子が声をあげた。壁のある部分が磁石になっており、針金製の花がくっついたのだ!
すると、何かをクリアしたかのような音がしてプロジェクターが光り、壁に地面と線と丸でできた人が投影された。参加者全員拍手!
そこからテンションはさらにヒートアップ!w詰まりながらも次々と謎を解き、壁の人はお城に向かって進んでいく。しかし最後の敵、ドラゴンが人の行方を阻んでいる。そこで途中の謎で1名だけ別室に連れていかれていた参加者が最後のヒントメモを出した。
メモには「ドラゴンはキツネに弱い。それはすでに手の中にいる。全員所定の位置についてドラゴンをやっつけろ!」と。
しかし残り時間は4分もない!
落ち着いて考えればわかるのに、その時は少し焦ってしまっていたようだ。床の文字の中で、自分の名札の文字と同じ文字が書いてある場所に立ち、手で狐を作ってプロジェクターの光で影絵を作るということに気付くのにかなり時間がかかってしまった。
全員が所定の場所につき、手でキツネを作って高く掲げてドラゴンに挑む。
するとドラゴンは断末魔の叫び声をあげて崩れ落ちた!
壁の人は再び立ち上がってお城に向かって歩いていく。クリアか・・・?
しかし、行く手にただ1点気になるところが。お城の手前にわずかに地面に隙間があるのだ。もしそこに落ちるようなことがあれば、もう時間はない・・・。
「行ってー!」
全員祈るような気持ちで壁の人を見ている。地面の隙間に徐々に近づいていく。
落ちる!
そう思った時、壁の人は立ち止まり、両腕を上げた。効果音とともに花火が打ち上がる。
「おおおおおおお!!!!!」
参加者大歓喜。
残り時間は・・・2分!
本当に脱出できてよかった。あれでダメだったらと思うと・・・。でも、脱出できないチームも半分くらいいるらしい。知人によれば、多くのチームが残り数分でクリアというぎりぎり加減だったという。途中をかなり端折ってしまったけれども、これは素晴らしいゲームバランスといえる。
今度はぜひ謎を仕掛けるほうもやってみたい。ただ同じようにやるのではアレなので、オリジナルの要素を加えていきたい。参加対象が絞られるのを承知でTwitterユーザー限定とか、○○限定とかにすれば対象が絞られる分、参加者の共通項はかえって増えるのでトリックを作りやすくなるような気がする。そんな感じでやってみたい。
次回、秋くらいにはまた計画するとかしないとからしいので、今回参加できなかった人はぜひ。
■[recommuni] 特集: リアル脱出ゲーム「廃校脱出シリーズ2~図工室からの脱出~」
[...] 前回は脱出できたのでこれで一勝一敗、のはず。次回勝ち越しを目指します。 Comments (0) [...]