NHN Japanが運営する「ハンゲーム」は10年以上前からアバターサービスを提供しており、現在は当時からの流れをくむ3等身の「アバターPure」と、リアルな等身の「アバターCool」の2種類がある。アバターはユーザープロフィールで利用される以外にも、アバターで恋愛ゲームを楽しんだり、動画をみんなで楽しんだり、といった様々な活用が模索されている。そうした中、昨年12月には個々のマイルームを仮想空間にしたリアルタイムチャットが開始され、2月にはこれをさらに拡大したパブリックなコミュニケーションエリア「Pureストリート」がオープンした。(情報開示:本サービスには筆者が所属する3Diも技術協力を行なっている)

 アバターPureは元々ユーザーが操作する設計ではなかったため、腕や足をダイナミックに動かしたアクションはできないが、こうした点を割り切り、細かい動作よりもアバター画像全体を一体として動かすことでライブ感のある雰囲気を重視したつくりになっている。また、アバターの画像を極力変えないことで、多くの既存ユーザーに違和感を感じさせず、心理的な利用ハードルを下げるメリットもある。

 既存のサービスが持つユーザーコミュニティは大きな資産だ。だが、それ故に対応を間違えると足かせにもなりうる。ネットビジネスが本格化して10数年。新しいネットサービスが次々にリリースされていく中で、老舗サービスが新たなトレンドをとらえスムーズな変化を遂げていくには、既存ユーザーへの対応がさらに重要性を増していきそうだ。

(本記事は「東京IT新聞」に寄稿させていただいた記事の元原稿です。許可を得てアーカイブとして本誌掲載の1週間後を目処に掲載しています。本誌は画像付きですが、こちらはテキストのみの掲載になります。)

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