@hakoda

はこだです。

 

 ソーシャル・レイヤー・サービスの「Cheerz」は同じWebサイトを見ているユーザー同士がチャットなどでコミュニケーションできるサービスだ。Cheerzはこれまで海外向けにベータリリースを行い調整を進めていたが、この度ブラッシュアップして国内向けにリリースされた。以前はツールバーが画面下に常時表示されてWebのエリアが狭くなってしまったり、動作に不安定さが残っていたが、今回のリリースでは使い勝手に関する部分が大幅に改良されている。

 例えばツールバーはなくなり、代わりに小さなメニュータブとWebサイトへの評価を示す黒板(?)が設置された。メニュータブからはアバター表示のオン/オフが可能なので、アバターが邪魔なときはオフにすればいい。

 またユーザー間のコミュニケーションもチャットだけでなく、「いいね!」のような「Smile!」ボタンが追加された。評価のきっかけはアイコンやチャット内容など様々だろう。

 Webサイトの運営者が利用する場合に使いやすそうなのは自動ボット機能だ。あらかじめメッセージを設定しておくとCheerzでWebサイトを訪れたユーザーにサイトの見所をアバターで紹介することができる。静的なWebサイトににぎわいを付加する手法として興味深い。

 課題もある。Webサイトの閲覧は至極プライベートな行動でもあるため、人に会いたくない時もあるだろう。使い勝手を維持しながら同時にプライバシーに対する安心感をいかに担保していくかは重要な課題だ。また、サイト運営者に受け入れられることも必要になる。どう共生していくかは特にビジネス面での課題となりそうだ。

(本記事は「東京IT新聞」に寄稿させていただいた記事の元原稿です。許可を得てアーカイブとして本誌掲載の1週間後を目処に掲載しています。本誌は画像付きですが、こちらはテキストのみの掲載になります。)

ITに特化したオフィス配送タブロイド紙「東京IT新聞」

 

 日本のネット界隈で「turntable.fm」というサービスが話題となった。turntable.fmはユーザーがオンラインの仮想クラブでDJとなり、皆で音楽を楽しむサービスだ。ユーザーはアバターとなって仮想クラブ内に現れる。DJとなれるのは最大で5人まで。流したい音楽を検索し、プレイリストに加えればひとり1曲ずつ順番にストリーミング再生される。「観客」として参加する場合はボタンクリックで選曲センスを評価する。気に入った観客が多ければ多くのアバターが体を揺らし、気に入られなければ曲をスキップされることもある。チャットで語り合うことも可能だ。

 こうした音楽の楽しみ方がウケて評価を集めていたturntable.fmだが、6月のある日、アメリカ国外から利用することができなくなってしまった。課題は認識されていただけに想定されていたが残念だ。今後の再上陸を期待したい。

 同時に、オンラインでの体験を共有する仕組みとして「アバター」と「仮想クラブ」という手法が使用されている点も興味深い。単純に音楽を共有して楽しむだけであればアイコンでもいいはずだが、コンセプトを分かりやすく伝え、にぎわいや観客の反応を可視化し、ポイントによるアバターのグレードアップといったサービスの利用モチベーション設計の素材としてアバターが有用であったということだろう。 Continue reading »

 

この秋に発売される『グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ』という本を予約してみました。

なぜ予約をしてみる気になったかというと、以下の記事中で「経済的に自立している『ユニークな人々』」つまり「おもしろい」と「食えてる」を両立させてる人へ糸井重里さんが興味を持っていることが書いてあり、僕も気になってきたからです。あと、結構先で忘れそうだったもので…。

そこで「おもしろくて、自立してて、食えてて、持続している」人々の理想的な例としてあげられた2つの例のうちのひとつが「グレイトフル・デッド」でした。(ちなみにもうひとつは「シルク・ドゥ・ソレイユ」とのこと)
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 学校の理科室といえば人体模型だが、実際に人体模型を使った授業を受けた人は案外少ないのではないだろうか。人体模型は体内の臓器の位置を立体的に把握するにはよい教材だ。しかし場所をとって大掛かりな割には利用方法のバリエーションが少ないように思う。 Continue reading »

 

 3D映像がまだ珍しかった頃、抑えがたい2つの衝動に駆られた。ひとつは映像に触ろうと思わず手を伸ばしてしまうこと。もうひとつは横(あるいは下)に回り込んで別の角度からのぞきこもうとしてしまうことだ。 Continue reading »

 

AKB48の「新メンバー」江口愛実がそこはかとなくいろいろな意味で話題ですが、リアルなCGということでエミリー・オブライエンのCGを思い出したので、並べてみました。

こちらがAKB48の「新メンバー」江口愛実のCGメイキング

こちらが2008年に公開された女優エミリー・オブライエンのそっくりCG
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 インターネットは様々なメディアをネット経由で見たり送ったりできるようになった。テキスト、音声、動画、しかもそれがリアルタイムで届く。とはいえ、すべてのサービスが動画のようなリッチなメディアを扱うわけではない。日常的に使うサービスは依然としてテキストベースのサービスが優勢だ。Twitterはその最たるものだろう。 Continue reading »

 

 Twitterを利用する際に専用のクライアントアプリを使っている人も多い。ただ、以前に比べて新しいTwitterクライアントが話題にのぼることが少なくなった。背景にはTwitterが公式アプリをリリースしたことや各アプリがどれを使っても不満がない程度に成熟したことなどがあるだろう。 Continue reading »

 

数年から10年近く使っていたフィリップスのシェーバーの充電器をなくしてしまい、充電が切れたあとはしばらく旅行用のシェーバーでしのいでましたが、なかなか充電器が見つからず、しかも買いなおそうにも既にどこにも合う在庫がないということで、この度新しくシェーバーを買いました!
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 東日本大震災では多くの地域が被災した。道路が破壊されて避難所が陸の孤島となり、支援物資がなかなか届かない地域もあったと聞く。さらに破壊された道路を避けようにも普段頼りにしている交通情報が機能しなくなっている。それまでの日常からは考えも及ばない状況だ。 Continue reading »

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