2000年にゲームとアバターを軸としたコミュニケーションサービスを国内で開始した「ハンゲーム」。このジャンルの先駆けとなった同サービスに先頃、新機能が加わった。マイルームでアバターを動かしながらチャットなどでコミュニケーションできるというものだ。もちろん、同様のサービスはこれが初めてではなく、珍しいものでもない。Webベースでリアルタイムにアバターコミュニケーションができるサービスは「ニコッとタウン」や「セルフィ」などがある。850万人以上の登録会員数を持つ「アメーバピグ」はその最たるものだ。

 しかし、ハンゲームの試みはこれらとは少々異なる点がある。ハンゲームアバターは元々ユーザーのプロフィールに表示したり、アイコンとして機能することを想定しており、リアルタイムに仮想空間を動きまわるためのアバターではなかったのだ。こうした主に着せ替え目的のアバターサービスは特に初期から取り組んできた歴史あるサービスに多く、非常に多くのアバターアイテム資産を持っている。ハンゲームの試みはそうした大きな資産を持ったまま、新たなコミュニケーション機能を導入したという点が興味深い。会員資産からみてもアバターの利用が可能なPC版ハンゲームの登録ID数は3,790万を超えており、潜在的規模は非常に大きい。

 似た背景を持つYahoo!モバゲーも「ピコチャンネル」でアバターコミュニケーションのリアルタイム化を図っているように、こうした流れはユーザーのアクティビティ向上に対する解のひとつとなりそうだ。

(本記事は「東京IT新聞」に寄稿させていただいた記事の元原稿です。許可を得てアーカイブとして本誌掲載の1週間後を目処に掲載しています。本誌は画像付きですが、こちらはテキストのみの掲載になります。)

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