【このエントリーはCNET読者ブログ(2010年6月閉鎖)に掲載していたものです】

セカイカメラもリリースされ、いよいよiPhoneでARアプリが本格的に指導しそうな昨今だが、ARアプリがiPhoneでなかなかリリースされなかったのにはAppleのカメラアプリに対する制約があった。カメラのライブ映像を利用すること事態がドキュメンテーションされていない機能であったため、と聞く。

で、実はこれはARアプリ以外のカメラアプリにも影響を及ぼしていたのだ。それは例えば一定の条件によって自動的にシャッターを切るようなもの。これには加速度センサを使ってiPhoneが安定したタイミングでシャッターを切るという方法で手ブレを抑えるカメラアプリなどが含まれる。OS2.0時代には「黙認」されていたのだが、OS3.0になってこうしたアプリのOS3.0対応版が審査に出されても承認がおりず、ユーザーが使えない状態になっていたのだ。中には有料で提供していたアプリもあったため、そうしたアプリの評価コメント欄にはユーザーから作者に対してかなり厳しいコメントがついているものもあった。Appleとしては望ましくない利用を防ぐための制約だったかもしれないが、使えた時期もあっただけに結果的には一部にかなりの混乱をもたらしたのも事実だ。

しかし、今回のARアプリ解禁に伴い、そうしたアプリもアップデートで使えるようになった。

正直、画面のシャッターボタンでしかカメラを制御できないとしたら、iPhoneのカメラ活用はかなり画一的なものになってしまうだろう。従来の携帯のカメラとなんら変わることはない。だが、これでようやくiPhoneらしいカメラアプリが生まれる土壌ができたのではないか。もちろん、不適切な利用をどう防ぐかの課題はあるが。

筆者もあるカメラアプリの構想を以前からもっていたが、この制約でこれまで実現できなかった。ようやく道が開かれたというところだが、今度は自身のリソースがない状態に陥っている・・・。ちなみに当然ながら不適切なものではない(笑)

誰か作ってくれる人いませんか。。

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