【具体的なストーリーは書かないように気を付けていますが、未見の人は読まない方が良いかもしれません】
via ライアーゲーム 映画『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』公式サイト
ドラマ「ライアーゲーム」が好きで、シーズン1から観てます。当時、ドラマのあらすじを知って心理戦が面白そうで見始めたところ、ハマってしまったのです。特にシーズン1の2回戦が好きで何度も観てました。
なので、当然ながら昨年から今年にかけて放映されたシーズン2も期待をもって観ていたのです。
が、シーズン2はあまり自分的にはよろしくありませんでした。シーズン1でちょっと過剰なキャラ演出が評判だったせいか、シーズン2ではこれが強すぎ、ライアーゲームのそもそもの魅力である駆け引きの面白さが削がれてしまったように感じていたのです。
なので、ライアーゲームの最後を締めくくる映画版も、シーズン2の流れから正直、あまり期待せずに、「せっかくなので」といった気分で観に行ってきました。
そして、その感想はというと・・・、
面白かった!
詳しくは書きませんが「裏切り者さえでなければ皆が儲かる(でも裏切るともっと儲かるかもしれない)」という状況でいかに信頼しあうことが難しいか、ということや、それをふまえた上でいかに主導権を握るかということがゲームのルールも含め、かなり練りこまれて描かれていました。
少なくとも、シーズン2の「駆け引きは二の次」という雰囲気はなく、途中で感じた違和感の多くもきちんと伏線であったりして納得感があり、楽しく2時間超を過ごすことができました。
シーズン1に立ち返って、ライアーゲーム本来の面白さが戻ってきた印象です。そういえば、タイトルテーマ曲もシーズン1バージョンになってました。
ところで、学生の頃、なにかの実験で今回のライアーゲームのようなゲームに参加したことがあります。
その時は確か複数の参加者が「入札」を行い、一番安く出した人がその値段分の金額をもらうことができ、前ターン終わった後はそのままバイト代として受け取れる、といったものでした。実施方法には参加者同士の相談を可とするグループと、付加とするグループの2つのグループがあります。僕が参加した実験は相談可のグループでした。
実験を開始し、最初の入札の前に相談タイムが設けられます。僕たちは話し合い、ひとりずつ確実に上限ギリギリの価格で落札していこうと決めました。つまり、その回に落札すると決められた人以外の人は上限の価格を提示し、落札する人は上限から1円安い価格を提示するというものです。こうすれば全ターンが終わった時、グループ全体の収益を最大化できるはずでした。
確か1回目、2回目くらいまではうまくいっていたように記憶しています。
しかし、ほどなくしてとうとう裏切り者がでました。上限価格で入札すべき人が上限から2円安い価格で入札したのです。グループ内の信頼関係は崩壊しました。
結果、その後の落札価格は下限にベタづき。バイト代は惨憺たるものになりました。
あの頃にライアーゲームがあって、読んでいたら、少しは違う結果になったかもしれません。
バカ正直にダマされるだけだったかもしれないけど・・・(汗)
映画「ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ」、「シーズン1は好きだったけど、シーズン2にはちょっとがっかり」だった方に特におすすめです。
ライアーゲーム 映画『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』公式サイト
最新コメント